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北海道の美瑛にて1棟貸しの宿泊施設をつくるプロジェクトです。
夏には美しいパッチワーク状の丘が広がり、冬には白く雄大な雪景色が広がる美瑛は近年人気の観光地です。
施主の経営する農場ではジャガイモをはじめ様々な作物を生産しており、季節のいい時期にはおおきな半屋外の倉庫でBBQをするのが日常の風景でした。
そんなおおらかで豊かな生活をこの施設でも体験してもらうため、本プロジェクトでは建築の前面に「なにもない」大きな土間空間を用意し、隣接するコンテナやトレーラーから思い思いの道具を持ち寄り「なんでもある」場所を利用者自身がつくっていける宿泊施設として計画しています。

Villa Hokuto
2025
2025年度 グッドデザイン賞受賞

建築では、大きな土間空間を屋内に引き込むと共にフローリングを屋外にはみ出させ、屋内外が湾曲しながら連続してつながる渦のような空間を作っています。
美瑛という土地が古くは火山活動によって溶岩が流れ、その起伏のある地形がつくられた歴史があるように、高さを変えながらつながるそれらの空間は寝っ転がったり深く腰掛けたり、場所によって多様な居方をつくります。





用途:宿泊施設
計画地:北海道上川郡美瑛町
延床面積:167㎡
設計:Project O
構造設計:DN-Archi
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